【ホンダ ジェイド 発表】手触りもまるでホンモノ…こだわりぬいた木目加飾

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ホンダ ジェイド の木目調パネル
ホンダ ジェイド の木目調パネル 全 12 枚 拡大写真

ホンダ『ジェイド』のインストルメントパネルには、大きな面積で木目加飾とカーボン調加飾が施されている。

「最初のコンセプト段階から、この木目加飾とカーボン調加飾のサイズは決まっていた」と話すのは、本田技術研究所四輪R&Dセンターデザイン室3スタジオの向江美咲さん。

その木目加飾は2種類用意された。そのひとつはブラック内装にコーディネートされた組木調のジオメトリックデザインだ。「ヨーロッパの家具に使われる象嵌木目をイメージした。サイズが大きいので質感や触感にもこだわり、かなり再現出来た」と向江さん。「オイルフィニッシュすると木目が生きてくるので、その表現を目指した」という。

もうひとつはアイボリー内装にコーディネートされた、ユーカリウッドの木目デザインだ。「オイルフィニッシュしたユーカリ木目のイメージに近い形で仕上げている。水圧転写という技術を使うことで、厚みや凸凹感もほぼ突板(木を薄くスライスしたもの)に近い表現が出来ている」(向江さん)。このユーカリウッド自体は日本では非常に貴重なものだという。

向江さんは、「自分の机が埋まるくらいサンプルを作り、こだわりぬいてここまで再現した。艶感も強すぎず、木目の揺らぎ感なども含めて徹底的にこだわった」と述べ、「ユーザーが購入後に後悔はしてほしくないという思いで仕上げた」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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