【シトロエン C4ピカソ 新型】7人乗りと5人乗り、それぞれ別のデザイナーがデザイン

自動車 ニューモデル 新型車
シトロエン グランドC4ピカソ(右)、C4ピカソ(左)
シトロエン グランドC4ピカソ(右)、C4ピカソ(左) 全 9 枚 拡大写真

プジョー・シトロエン・ジャポンが発売を開始した、シトロエン『グランドC4ピカソ』は7人乗り、『C4ピカソ』は5人乗りと2つのボディバリエーションを持っている。

7人乗りだった先代C4ピカソは、グランドC4ピカソに名前を変え、フランスでの名称と統一された。同時に、5人乗りが新たに追加されたのが新型車の構成である。

そのデザインについて、同社広報部シトロエンPRマネジャーの村田佳代さんは、「シトロエンといえば非常にユニークなデザインが数多く存在するが、このピカソも例外ではない」という。

デザインのポイントは、C4ピカソは単にグランドC4ピカソを短くしたものではないということだ。その差異について村田さんは、「C4ピカソのサイドウインドウはクロームモールで取り囲まれているのに対し、グランドC4ピカソはルーフからテールゲートまで大きなグレーのラインで囲まれ、いずれもシトロエンの“C”という頭文字をモチーフにしたデザインだ」と述べる。

またプレスラインも、「C4ピカソはエッジを効かせアクセントを強調してスポーティらしさを出しているが、グランドC4ピカソでは対照的に緩やかでやさしい、ファミリーカーらしいデザインに仕上げいている」と説明。

リアのデザインも大きく異なり、それぞれDSラインでおなじみの3Dのコンビネーションランプを採用しているが、「C4ピカソは横に広くレイアウトすることで、スポーティなイメージを、グランドC4ピカソは広々としたラゲージルームのイメージを演出するデザインだ」とそれぞれの特徴を話す。

フロントでも、ダブルシェブロン(シトロエンのエンブレム)とLEDヘッドランプのレイアウトやフロントグリルのデザインも少しずつ変えている。

村田さんによると、「この2モデルは別のデザイナーによってデザインされ、プロジェクトチームも違っている。つまり、それぞれ異なるコンセプトを持つ2台なのだ」とし、デザインのトップによってコントロールされながらも、それぞれのデザインチームが各コンセプトに基づいてデザインしたことを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 「欧州のカローラになりそう」ルノーの最新ハイブリッドコンパクトに日本のファンも熱視線!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る