国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)の子会社、ペトロナス・ケミカルズと化学大手のBASFの合弁企業BASFペトロナス・ケミカルズは、パハン州クアンタンにおいて2-エチルヘキサン酸の生産工場を設立すると明らかにした。ザ・サンが伝えた。
工場はBASFペトロナス・ケミカルズの既存工場の隣接地に建設される。今年第2四半期の着工、2016年第4四半期の生産開始が見込まれている。2-エチルヘキサン酸の生産能力は年間3万トン。
2-エチルヘキサン酸は、合成潤滑油やオイル添加剤の生産等に使われている。また自動車のエンジン冷却剤、金属塩など様々な産業で広く利用されている。
BASFペトロナス・ケミカルズは、芳香剤の原材料の生産工場の建設も行っており、2016年の運転開始が見込まれている。