【新聞ウォッチ】「2・24」トヨタ再出発の日、豊田社長よちよち歩きの MIRAI にもウルウル

モータースポーツ/エンタメ 出版物
トヨタ MIRAI ラインオフ式典 に出席した豊田章男社長 (24日)
トヨタ MIRAI ラインオフ式典 に出席した豊田章男社長 (24日) 全 3 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

【画像全3枚】

2015年2月25日付

●ミライ生産1日3台(読売・1面)

●ネット広告初の1兆円突破(読売・2面)

●相次ぐ社長抜擢、32人抜きも,海外での実績重視負(読売・8面)

●混雑緩和へ、上野東京ライン、3月14日開業前に試運転公開(毎日・1面)

●水素社会ミライからリアルに、FCV本格生産、災害時にも強み(産経・1面)

●タイ車生産プラス、1月2%、19カ月ぶり増(日経・9面)

●企業イメージ調査、信頼性・開発力順位押し上げ(日経・15面)

●車部品、収益回復に遅れ、今期、ホンダ系にリコール余波(日経・17面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車の元町工場(愛知県豊田市)で開いた燃料電池車(FCV)『MIRAI(ミライ)』のラインオフ式のセレモニーを無事終えた豊田章男社長に話しかけると、「やはり、この日(2・24)は…」と瞳をウルウルさせながら声を押さえた。

社長就任直後、米国などで起こった一連の大規模リコール問題で、豊田社長が米国議会の公聴会に出席,証言したのは5年前の2010年2月24日。その後、トヨタでは2月24日を「再出発の日」と定め、この日に限らず品質対策などリコール問題を風化させないための啓もう活動に取り組んでいる。

すでにミライは昨年末に販売を開始したが、豊田社長は「あえてこの日にラインオフ式を開くことにしたのは、今までのように過去を振り返るのではなく、未来に向けた新たな第一歩を踏み出していく再出発の日にしたい」と述べ、それも、「水素社会の実現に向けた第一歩を踏み出す日にしたい」と思ったからだそうだ。

そのミライの生産現場は量産車種の生産ラインと大違い。まるで小さな町工場の「工房」のようだったが、生産台数も熟練工が1日3台のペースでコツコツと“手作り”で組み立てる。「匠の技能を持った従業員が1台、1台、丁寧に作り上げて全力でお届けしたい」からだという。

豊田社長はあいさつでも「創業当時とあまり変わらないよちよち歩きの状態だが、創業の意志を引き継ぐこの工場ほどミライを作り始める『新たな挑戦の場』にふさわしい」と力を込めた。

豊田社長は今年6月で社長就任丸6年。同時期に就任したライバルのホンダの伊東孝紳社長は、ミライの式典の前日には、やはり目を赤くさせながら退任を発表した。「涙の数ほど強くなれる」との流行歌にもあるように、就任後は豊田社長のほうが少しだけ涙の回数が多かったようだ。

《福田俊之》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ エブリイワゴン 新型試乗】快適性がさらにアップ、走りも“頼り甲斐のある”実用ワゴン…島崎七生人
  2. マツダの新型「FRスポーツ」開発始動! 特許公開、次期ロードスターかアイコニックSPか?
  3. 『エブリイワゴン』のロール感を抑えて乗り心地アップ、ブリッツの車高調キット「DAMPER ZZ-R」発売
  4. トヨタ『ルーミー』が10年ぶりの刷新…次期型はハイブリッド化か?
  5. なぜパワーアンプをシート下に集める? スイフトスポーツが追求した「短い配線」と高音質[Pro Shop インストール・レビュー]by サウンドステーション SUBLIME 前編
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
ランキングをもっと見る