一部不通の名松線、来春再開へ

鉄道 行政

三重県の水谷一秀地域連携部長は2月24日、一部区間が不通になっている名松線の再開が2016年春になるとの見通しを明らかにした。県議会定例会で今井智広議員(公明)の質問に答えた。

名松線は、松阪(松阪市)~伊勢奥津(津市)間43.5kmを結ぶJR東海の鉄道路線。このうち津市内の家城~伊勢奥津間17.7kmが、2009年の台風18号による水害の影響で不通となっている。

JR東海は当初、復旧したとしても再び自然災害が起こる可能性があるとして、同区間を廃止する方針を示していたが、沿線自治体が協力することを条件に復旧する方針に転換した。2011年5月には同社と三重県、津市が三者協定を締結。線路周辺の治山工事を三重県、水路整備を津市がそれぞれ実施した上でJR東海が鉄道施設を復旧し、運行を再開することになった。

水谷部長は質問に対し、「復旧対策工事はおおむね順調に進んでおり、県の治山工事については本年度末までに終了予定」「津市の工事は2016年2月末に終了予定と聞いている」などと回答。JR東海も2013年5月30日から復旧工事に着手しており、「現在の予定では2016年春に運行される見込みとなっている」と述べた。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
  2. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 「発売はいつ?」ヤマハの新型スーパースポーツ『YZF-R9』、国内導入を待ち望む声続々
  4. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
  5. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る