デング熱発生が過去最悪のペース、今年に入り死者は54人…マレーシア

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ヒトスジシマカ
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S.スブラマニアム保健相は、マレーシアにおけるデング熱の発生件数が過去最悪のペースで増加しつつあると明らかにした。ザ・スターが報じた。

保健省の報告書によると、今年1月以降のデング熱感染報告数は2万1310件に上っており、昨年の同時期の件数1万3915件と比べて53%も増加している。今年に入ってから、デング熱に感染したことが原因で死亡した人の数は54人となっており、前年の25人から倍以上となっている。州別ではセランゴール州が全体の58%を占めており最も多くなっている。

スブラマニアム大臣によると、2月15日から21日までの一週間では2959件のデング熱感染が報告されている。

保健省はペタリンやフル・ランガット、ゴンバック、クランなどの地区でデング熱を媒介するネッタイシマカの殺虫剤を散布する取り組みを続けている。デング熱の患者の多くが脳や肝臓の機能障害などを訴えていることから、保健省は死者数の増加を深刻に受け止めている。

デング熱は早期の診断が重要。デング熱の診断キットを提供する企業2社はキットの価格を40%引き下げることに同意したという。

千田真理子

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