【スマートエネルギーウィーク15】水素ステーション設備、販売競争が過熱しそうな勢い

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イワタニの水素ディスペンサーと圧縮機
イワタニの水素ディスペンサーと圧縮機 全 5 枚 拡大写真

トヨタが燃料電池車『MIRAI(ミライ)』を発売したことで、いよいよ水素社会への幕開けを実感している企業が多いということなのだろう。スマートエネルギーウィークの燃料電池部門FC EXPOでは、燃料電池スタックの素材や表面処理などの専門業者のブースがひしめき合っていた。

【画像全5枚】

そんな熱心ぶりは水素ステーション用設備ではなおさらで、まるで一頃のEV用の急速充電器を見るようだ。それほど色々なメーカーが水素ステーション用ディスペンサー(充填装置)をアピールする姿が目立った。

ガソリンスタンドで給油作業に使われるガソリン計量器では国内でシェア60%以上を誇るタツノは、82MPaの超高圧充填にも対応出来る水素ディスペンサーを展示。トヨタ、ホンダ、日産の燃料電池車と並んだ、スマートなデザインの水素ディスペンサーは、近未来の燃料補充風景を想わせてくれるものだった。

ちなみに分子が非常に小さい水素は、流量を測るのがかなり難しい。同社は水素ガス用コリオリ流量計も販売しており、プラスマイナス0.5%という高精度な流量測定を可能にしている。

一方、1958年から水素ガスを販売してきた岩谷産業は、EV関連製品も充実しているが、水素も得意分野。このEXPOでは水素ディスペンサーと、その前段階処理として必要となる水素に高圧をかける圧縮機を展示。レトロな趣さえ感じさせるレシプロ型の圧縮機は迫力もあって、来場者の関心を集めていた。

その他、フォークリフト用という触れ込みではあったものの、35MPaの水素ディスペンサーを鈴木商館が展示していた。

さらには燃料電池車と水素ディスペンサーを連結させるノズルを専門業者がアピールするなど、今後も増えるであろう水素ディスペンサー機器に対しての取り組みぶりは随所に見られた。

実際には水素ステーションは現在建設中のところがほとんどであり、現時点ではまだまだEVステーションにさえ及ぶべくもないのだが、ここに集まった企業からは、これから起こるであろう需要をできる限り手に入れようとする積極的な姿勢が見てとれた。

《高根英幸》

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