熊谷組、ミャンマーで学校建設受注…ODAの一環、受注額20.5億円

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営業所再開初の受注
熊谷組は3月4日、ミャンマーで教員養成学校の新設工事を受注したことを発表した。これは、日本の政府開発援助(ODA)で実施される「ミャンマー国・教員養成学校改善計画」で、ミャンマー最大都市ヤンゴンの北に位置するバゴー管区タウングー郡区に新施設を建設する。

建設されるのは、ミャンマーの教育省が発注する教員養成施設。床面積は1万8,199平方メートルで、受注金額は約20億5000万円となっている。工期は今月から2016年5月の予定。

熊谷組は、管理棟、教室棟、学生寮4棟、食堂、付属施設の建設、電気・機械・給排水衛生など付帯設備の設置、教育家具などの調達を担当。コンサルタントは山下設計とビンコーインターナショナルの共同企業体(JV)が担うようだ。

熊谷組は2009年までヤンゴンに営業拠点を構えていたが、一旦閉鎖。2014年に再開し、工事受注の準備を進めていた。今回の受注は、ヤンゴン営業所の再開後、初の受注となる。

教育改革を推進するミャンマー
ミャンマー政府は教育改革の一環として、学校環境の整備をはじめ、義務教育の無償化や教職員のレベル向上などに取り組んでいる。

既存のタウングー郡区にある教育養成施設は老朽化が激しく、施設や機材の整備が重要課題となっており、今回の新施設建設により、学生の受入数を大幅に拡大することができるようだ。

今回の新施設建設は、教育レベルを国際水準に引き上げることを目標としているミャンマー政府にとり、大きな一歩となることだろう。

(画像は熊谷組より)

熊谷組がミャンマーで学校建設受注

《ミャンマーニュース》

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