【ジュネーブモーターショー15】メルセデス-マイバッハにリムジン、「プルマン」…名車誕生50周年の節目に登場

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メルセデス-マイバッハ・プルマン(ジュネーブモーターショー15)
メルセデス-マイバッハ・プルマン(ジュネーブモーターショー15) 全 9 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツが3月3日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー15で初公開した『メルセデス-マイバッハ・プルマン』。メルセデスベンツのリムジンの名車の誕生から、50周年を祝う形でのワールドプレミアとなった。

「プルマン」とは、メルセデスベンツのリムジンに冠されてきた伝統のネーミング。メルセデスベンツは、国王や国家元首のために、特別なリムジンを数多く手がけてきた。

そのプルマンを象徴する存在が、1965年に量産を開始したメルセデスベンツ『600』。当時の『Sクラス』をベースに開発されたリムジンで、全長は6240mm、ホイールベースは3900mm。6.3リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、最大出力250psを引き出し、2.5トン超の超重量級ボディを最高速200km/hまで加速させた。生産台数は、およそ300台。

このメルセデスベンツ600の誕生から50周年の2015年、ジュネーブモーターショー15で初公開されたのがメルセデス-マイバッハ・プルマン。新生「マイバッハ」ブランドの頂点に立つリムジンは、新型メルセデスベンツ『Sクラス』がベース。パワートレインは、6.0リットルV型12気筒ツインターボ。最大出力530hp、最大トルク84.6kgmを発生する。

全長は6499mmで、ベース車両の『メルセデス-マイバッハ Sクラス』に対して、1053mm長い。ホイールベースも、プラス1053mmの4418mm。全高は、新型Sクラスよりも100mm以上高い1598mmとし、後席乗員のゆとりが追求された。

室内は、厳選された素材や至れり尽くせりの装備など、世界最高水準の快適性を追求。運転席とキャビンを仕切るパーティションは電動開閉式。VIPを乗せる2名分のシートがあり、その対面には、格納式の座席2つがレイアウトされている。

《森脇稔》

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