最低賃金、従業員2-3人の零細企業ヘの適用を検討

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
マレーシア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

リチャード・リオット人的資源相は、現在従業員数5人以上の企業を対象としている最低賃金制度について、適用範囲を2-3人以上の超零細企業に適用する方向で検討していることを明らかにした。3月12日付けの、星洲日報、南洋商報、マレーシアン・ダイジェスト、ザ・スターが報じた。

下院議会における野党・汎マレーシア・イスラム党(PAS)議員の質問に答えたもので、政府はより零細の企業に対しても、最低賃金順守を奨励していく方針だという。最低賃金制度は2013年1月に施行され、当初は半島部で900リンギ、東マレーシアで800リンギに定められたが、現在見直しが行なわれている。

同相によると、1月31日までに4万2297社を対象に最低賃金実施状況の調査を実施し、約1%に当たる587社で違反があったことが確認された。最低賃金に関して裁判に持ち込まれた案件は1201件に上っており、うち23%に当たる276件については、労使裁判所で解決されている。

また最低賃金制度違反に関する1796件の訴えについては、90%に当たる1071件についてはすでに調査が済んでおり、177件については罰金が言い渡されている。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  6. 公道を走れるレーシングカーに熱視線! SNSでは「激アツ」「カップホルダーあって草」と話題に
  7. DAMD流の“WR-V究極完成形”はこれだ!アメリカンましましな『ダムド WR-V リヴァーブ』に一目惚れPR
  8. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  9. 【ダイハツ ムーヴ 新型】スライドドア採用にカスタム廃止、大胆進化のムーヴ「四角く見せたくなかった」動きのデザインとは
  10. 老舗ミニカー「EBBRO」再始動…ラナエンタテインメントが継承、1/64スケールで新展開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る