【新聞ウォッチ】2015春闘、トヨタ一足早く過去最高のベア4000円で決着

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トヨタ自動車本社
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年3月16日付

●東京五輪・パラリンピック、主要駅バリアフリー化、政府主導で検討へ(読売・1面)

●トヨタベア4000円事実上決着(読売・1面)

●中国の経済減速鮮明、トヨタ合弁先の会長摘発(読売・4面)

●F1豪州GPはハミルトンV、ホンダ最下位「完走が大事」(産経・22面)

●日産・VW修理批判、中国国営テレビ「故障を誇張」(日経・7面)

●商用車大手、アフリカ開拓、UDトラック、南部8か国で新型車(日経・11面)

ひとくちコメント

2日後の集中回答を待たずに2015年春闘のリード役となるトヨタ自動車の労使交渉が事実上決着したという。

ベースアップ(ベア)に相当する「賃金改善分」を月額4000円とすることで合意したもので、組合要求額の6000円には及ばなかったものの、昨年実績の2700円(要求額4000円)を1300円上回る。比較可能な要求方式となった02年以降では最高水準となる。

また、年間一時金は6.8か月の約246万円(組合員平均)と、5年連続の「満額回答」。さらに、工場で働く非正規の期間従業員も日給を300円引き上げる方針だという。

きょうの各紙は読売、朝日、産経、日経の4紙が1面準トップで「トヨタ、4000円で決着、ベア過去最高1300円上積み」(日経)などと、報じている。このうち読売は経済面のトップ記事でも「トヨタ流バランス決着」との見出しで「産業界を代表する企業として、他企業より突出し過ぎず、デフレ脱却に向けた社会的な要請にも応えられる高い水準を探った」と解説している。

今後は4000円を目安に賃上げの動きがどこまで波及するかが焦点となるが、トヨタ以外の自動車大手では、日産自動車が4000円以上、ホンダと富士重工業が3000円前後のベアを実施する方向でそれぞれ最終調整中という。

《福田俊之》

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