ZMPとハーツユナイテッド、高度運転技術などを検証する合弁会社が本格稼動

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ZMPは、ハーツユナイテッドグループ(HUG)と自動車業界向けのデバッグやデータ収集などの実験代行事業を行う合弁会社ZEGを設立し、本格的な稼動を開始したと発表した。

自動車に搭載される先進運転支援技術(ADAS)の高度化により車載ソフトウェアが高度化、複雑化しており、車載ソフトウェア検証のための網羅的・大規模な実走行テストの必要が高まっている。ZEGは、これらのニーズに対応するために新設した。

高度運転支援技術や自動運転技術の検証では、主にコンピュータを使ったドライビングシミュレータが利用されている。しかし、実走行を想定して若年層から高齢者まで多種多様なユーザーの自動車走行パターンを網羅したシミュレーションには限界がある。

このため、実走行テストでのユーザー行動を実地検証する必要があるものの、走行テストの実施場所が限定されるなどの理由から、社内リソースのタイムリーな確保が困難となっている。また、外部機関に実験を依頼する場合、セキュリティの担保が困難なほか、報告データの入手までに6カ月以上の期間を要するケースもある。

今回、ZMPが培ってきたセンシングやデータ収集・解析技術と、HUGのソフトウェアデバッグのノウハウを基に、セキュリティ体制を確保しながら全国で実施可能なタイムリーな走行テスト、データ解析による検証報告するサービスを提供する合弁会社を新設した。

合弁会社では、走行テストに付随するソフトウェアの単体検証や映像処理などの周辺業務など、実証実験に必要な要素を一気通貫で提供する。

《レスポンス編集部》

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