コーンズ・モータースは、“コーンズ名古屋”を名古屋市千種区に移転リニューアルオープンし、3月22日までグランドオープニングフェアを開催。それに合わせてパーソナライゼーション・プログラム「フェラーリ・テーラーメイド」により発注された『カリフォルニアT』 と『F12ベルリネッタ』が展示されている。
カリフォルニアTは、イタリア語で未公開を意味する”inedita”をベースのコンセプトとし、コーンズの歴史感や、コーンズブランドのイメージを形にしたものだ。ボディカラーはマッドカラーのブルーネイビーが、コーンズのコーポレートカラーでもあるネイビーと非常に近いことからこのカラーが選ばれた。
また、伝統的な雰囲気を醸し出すようにと、フロントグリルやボンネットのインテークのメッシュがシルバーとなり、また、サイドにもシルバーのストライプが入れられている。
室内のレザーも通常使っているものとは違い、ビンテージ加工が施された茶色とブラックを使用。またデイトナシートを選択しているので、当時のクルマからインスピレーションを受けているような雰囲気になっているなど、「大きな変更はしていないが、よくよく見ると、玄人好みに仕上がっている」と関係者は語る。
そして、F12ベルリネッタは、スクーデリア、レーシングをイメージに、ビアンコイタリアの外装色にロッソコルサのインレイをサイドに2本、リアに1本、リアのエッジにも1本、フロントの下にも1本。そしてホイールリムにも入ることで、スポーティさを演出。
最も特徴的なのは、サイドのエンブレムが七宝焼きから、段差のないペイントになっていることだ。これは、フェラーリのF1マシンと同じペイントで、実際に触ると段差がなく仕上がっている。なお、このサイズは七宝焼きでは作成できない大きさである。
更に、エンジンルームのカバーは、複数あるカーボンパターンから一番網目の大きいものを選び、カーボンがカーボンらしく見えるようになっている。
インテリアもスポーティなファブリックをダッシュボードからシートまで使っており、シートのセンターにラインが入るなど、スポーティなレースのイメージをダイレクトに表現している。
なお、両車ともドアシルには“1861”と、コーンズの創業年度が入れられていた。