ジャパン21は、同社が国内販売する後付け衝突防止補助装置モービルアイ製品について、デジタルタコグラフ大手のトランストロン社とのデータ連携を3月30日より開始すると発表した。
トランストロン社のデジタコ「DTS-C1Aシリーズ」とモービルアイを連携することで、モービルアイ製品が出力する警報イベントを記録し、デジタコの日報に表示する。トランストロン社のデジタコは携帯電話回線FOMA網(富士通専用回線)を経由するネットワーク型となっており、自動的に富士通データセンタで管理されるクラウドサーバに蓄積される。
またドライブレコーダ搭載型デジタコ「DTS-C1DAシリーズ」を使用する場合には、モービルアイの警報が発生すると即座に映像の撮影を開始。映像はSDカードに格納されるが、緊急時にはネットワークを介して、運行管理者側でリアルタイムに確認できる。サポートされるモービルアイの警報イベントは、前方衝突警報、前方車間距離警報と車線逸脱警報の3種類。
モービルアイとトランストロン社のデジタコを連携させることで、一定規模の車両を管理する運送事業者やバス事業者は走行中の車両の動態管理に追加して、危険な運転状況の可視化をリアルタイムで行うことが可能となる。