リークアンユー氏が死去、ナジブ首相「彼の遺産は確固たるもの」

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアのナジブ・ラザク首相
マレーシアのナジブ・ラザク首相 全 1 枚 拡大写真

シンガポールの初代首相、リー・クアンユー氏が23日未明、入院先の病院で死去した。91歳だった。

1959年から1990年まで30年間首相の座にあり、その後も上級相、内閣顧問を歴任した。2月5日に重い肺炎で入院していたが、感染症により病状が悪化し集中治療室(ICU)に移され、危篤状態となっていた。

マラヤ連邦を中心に1963年に結成されたマレーシア連邦にシンガポールが加盟していた時代、トゥンク・アブドル・ラーマン初代首相やマハティール・モハマド元首相とは、ブミプトラ(マレー人および先住民族の総称)優遇政策などを巡って鋭く対立。シンガポールが1965年にマレーシア連邦から放逐され、独立を歩むきっかけとなった。マハティール氏が首相になってからは、相互不干渉などで協調姿勢を示していた。

ナジブ・ラザク首相はブログを通じ「すべてのマレーシア国民を代表して心から哀悼の意を示す。初代首相であるクアンユー氏の業績は素晴らしいもので、彼の遺産は確固たるものだ」との声明を発表。

続けてナジブ氏は「クアンユー氏が開発途上のシンガポールを現代的でダイナミックな都市に発展させたことに敬意を表す」と述べた。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  6. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  7. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  8. 車内で動画やサブスクが見放題!Apple CarPlayも!データシステム『U2KIT』はディスプレイオーディオ革命だPR
  9. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  10. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る