マレーシア・GST旅行者払戻制度、8空港にカウンター設置へ…外国人観光客のみ対象

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア クアラルンプール
マレーシア クアラルンプール 全 1 枚 拡大写真

アハマド・マスラン副財務相は23日、4月1日の物品・サービス税(GST)導入に合わせて国内の8の主要空港における旅行者払戻スキーム(ツーリスト・リファンド・スキーム)を実施すると発表。クアラルンプール新国際空港(KLIA)における受付カウンターの設置記念式典に出席した。ニュー・ストレーツ・タイムズが伝えた。

マレーシアでの滞在中に買い物をした旅行者が出国する前に支払ったGSTの払い戻しを受けることができるスキームで、KLIAと格安航空専用ターミナルKLIA2、セナイ、コタキナバル、クチン、ペナン、パハン、スバン(スルタン・アブドル・アジズ・シャー)のそれぞれの空港に受付カウンターが開設される。

外国人観光客のみが払い戻しを受けることができ、マレーシア人や永住権を取得している外国人は受けることが出来ない。また、任期を終えて本国に帰国する外交官は払い戻しを受けることが可能となる。航空会社の乗務員などは払い戻しを受けることができない。

また、空港を利用して国外に出る旅行客が対象となり、海や陸路でマレーシアから出国する旅行者への払戻は行わない。払戻方法は300リンギ以下は現金、小切手あるいは高額の場合は銀行送金を通じて行う。ワインやビール、蒸留酒、タバコ商品は払い戻しの対象外。宝石や貴金属は条件を満たした場合のみGSTの払い戻し対象となる。

政府は外国人観光客による滞在中の買い物を増やすために観光業界と協力して取り組みを行っている。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  6. 新型『CLA』を生産するメルセデスベンツ「最新デジタル工場」の現場
  7. 王者アルファードを超えるか? メルセデスベンツの次世代高級ミニバンに熱視線!「車の域を超えてる」
  8. BYD、千葉県初の正規ディーラー「BYD AUTO 船橋」6月27日オープンへ
  9. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
  10. 史上最強のVW『ゴルフGTI』、6月20日デビューを予告
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る