「イスラム国」のテロ攻撃は時間の問題…マレーシア、警察本部

エマージング・マーケット 東南アジア

ブキ・アマン警察本部のテロ防止担当幹部は、これまで得られた証拠を総合すると、「イスラム国」(IS)のメンバーがマレーシア国内で事件を起こすのは時間の問題だと考えられると述べた。マレー・メイルが報じた。

テロ防止課のアユブ・カーン・マイディン課長は特別説明会で「ISメンバーがマレーシアにとって直接の脅威になっている」と述べ、問題はいつ事を起こすかだと指摘。「背教的なマレーシアを罰する」との名目で、具体的には娯楽施設などで爆弾事件を起こす可能性があるとした。その上で「最初、ISメンバーはマレーシア人を常軌を逸したものとみなし、次いで背教者としてみなす。その次には、マレーシア人の血がハラル(イスラムの戒律に則った)だと言い出す」と暴力に訴える可能性を強調した。

アユブ氏によると、これまで63人のマレーシア人がシリアにおける戦闘のためにISに参加したとみられる。マレーシアでは、2001-09年にかけISを支援しているとみられる過激派組織、ジェマ・イスラミア(JI)の関与で240人のマレーシア人を逮捕した。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  4. BYDが新型PHEVワゴンを欧州初公開、エンジン併用で航続1300km以上…IAAモビリティ2025
  5. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
  6. 【ジープ レネゲード eハイブリッド 新型試乗】レネゲード、ここにいよいよ極まれり…島崎七生人
  7. レクサス LBX、「Vibrant Edition」欧州発表…「RR モリゾー」に着想の外装デザイン
  8. スズキ新型EV『eビターラ』、2026年1月日本発売…399万3000円から
  9. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  10. 水素、バッテリー、サーキュラーエコノミー、最新のエネルギー技術が一堂に~第24回 スマートエネルギーWEEK【秋】~ 9月17日開幕PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る