フェルダのグラフェン生産施設、2年以内に完成…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(参考画像)
マレーシア(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

農園運営大手のフェルダ・グローバル・ベンチャーズ・ホールディングス(FGV)は、高純度のカーボン・ナノチューブとグラフェンの生産施設が2年以内に完成すると明らかにした。4月10日付のベルナマ通信、4月11日付のニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。

ヤシ下流部門のザカリア・アーシャド氏によると、工場の建設には1500万リンギが投じられ、生産能力は1日9キログラムとなるという。建設候補地については未確定ながら、FGVの敷地内に建設される予定。2020年までに90億リンギの売り上げ、9000人分の雇用を創出することが見込まれている。

高純度カーボンナノチューブやグラフェンは、新世代の電子機器の原材料として、航空産業、通信産業、ゴム産業、パーム油産業、電子産業など多様な産業において使われる可能性があり世界的に注目が集まっている。

FGVは昨年、ケンブリッジ・ナノシステムズとの合弁事業と、FGV-ケンブリッジ・ナノシステムズ(FGV-CNL)を通じて、高純度のカーボン・ナノチューブとグラフェンをメタンガスなどのアブラヤシ農園からでる副産物を原料に製造する計画を発表。英国のケンブリッジにおいてグラフェンを生産しており、生産量は年間50-100トンとなっている。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  5. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  6. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  7. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
  8. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  9. 「もう一つのBMW」が「BMW」に…アルピナの60年
  10. 日本初のクルマ専用「除湿剤」が登場、最長180日間快適に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る