【新聞ウォッチ】米フォードと提携強化、住銀出身のマツダ元社長・和田淑弘さん偲ぶ

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マツダとフォードの合弁により1995年、タイに設立されたAAT(オートアライアンス・タイランド)
マツダとフォードの合弁により1995年、タイに設立されたAAT(オートアライアンス・タイランド) 全 4 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

【画像全4枚】

2015年4月14日付

●東京タワー近く、水素ステーション、燃料電池車満タン3分(読売・9面)

●景気3地域上方修正、日銀、東海は「着実に回復」(読売・9面)

●最後の「ランエボ」限定1000台、8月発売(朝日・8面)

●超小型EV都内でもシェア、9月末まで実証実験、15分412円(産経・10面)

●訃報・和田淑弘氏・マツダ元社長(日経・39面)

ひとくちコメント

マツダの社長・会長を務めた和田淑弘さんが4月7日亡くなった。マツダは5年後の2020年に創業100周年を迎えるが、その激動の歴史を振り返るうえで、欠かせない人物の一人でもある。

きょうの各紙が社会面の訃報記事として取り上げているが、和田さんは島根県の生まれで一橋大学を卒業後、住友銀行(現三井住友銀行)に入行。神戸支店長を経て1983年マツダの専務に就任。当時のロータリーエンジン生みの親として知られた山本健一社長、その後任で経済産業省出身の古田徳昌社長時代にはナンバー2の副社長として財務・経営企画面などを統括した。

だが、バブル崩壊後は国内販売5チャンネル体制などの過剰投資が裏目に出て経営が悪化。メーンバンクで古巣の住友銀行に支援を受けながら当時の巽外夫頭取とともに、資本・業務提携先の米フォードとの関係強化に踏み切った。91年には自ら社長に就任したが、ヒット車に恵まれず苦難の経営が続いた。96年の社長退任後は03年まで米フォード出身者が4代マツダの社長に就任していた。

和田さんと最後に会ったのは昨年5月、広島市のホテルで開かれた元マツダ社長の山崎芳樹さんの「お別れの会」だった。会場で山崎さんとの思い出を聞くと「改めて語ることはありません」と一言。シャイな性格でもあったようだが、やさしさとバンカーとしての鋭さが合わさった細いまなざしが忘れられない。合掌。

《福田俊之》

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