【ボルボ V40クロスカントリー 試乗】新開発エンジンが伝えるボルボの心意気…島崎七生人

試乗記 輸入車
ボルボ V40 クロスカントリー T5 AWD
ボルボ V40 クロスカントリー T5 AWD 全 16 枚 拡大写真

T5はエンジン性能を示す呼称という。これまでの5気筒に代わり、4気筒の2リットル直噴ターボの搭載がニュース。限定車として登場した同車は、いずれ標準モデル化されるらしいグレードの先発隊でもあるようだ。

【画像全16枚】

『V40』のラインアップの中でも“ライフスタイル寄り”なのが「クロスカントリー」の位置づけ。とはいえ駆動方式はAWDであり、さらに今回、パワーユニットの刷新で、245ps/350Nmの性能を発揮、アイシンAW製8速ATと組み合わせられる。JC08モード燃費は14.8km/リットルとなり、これは従来比+2.4km/リットル、約19%の向上だ。

その新パワートレインを載せた同車の走りは爽快そのもの。ことにエンジンを回した際の小気味良いメカニカルなサウンドからは、自社開発というボルボの心意気が伝わってくる。もちろん性能は十分だが、スッ、スッと実にテンポよくシフトアップしていくATとのマッチングも上々。ついついアクセルに力を込めたくなる…そんな世界観が展開される。

30mm視点の高いポジションだが、フードが見渡せ視界も広くメリットが大きい。なのでむしろ安心感があるほどだ。ハンドリングは素直で挙動も穏やか。乗り味もより洗練度を高めて感じられるが、これは剛性の高いボディとしなやかでストロークのある“足”との良好なコンビネーションによるものだ。

2トーンのレザーシートやモダンウッドパネルなどは、おなじみの“ボルボ流もてなし仕様”。日本仕様だけという10以上の安全、運転支援機能も標準と手厚く、設定価格以上の内容のクルマだと思う。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界一背が低い4ドア車として登場した、初代『カリーナED』【懐かしのカーカタログ】
  2. マツダの新型「FRスポーツ」開発始動! 特許公開、次期ロードスターかアイコニックSPか?
  3. 【スズキ エブリイワゴン 新型試乗】快適性がさらにアップ、走りも“頼り甲斐のある”実用ワゴン…島崎七生人
  4. トヨタ『プロボックス』ついに全面刷新か? 見えてきた次期型の進化
  5. トヨタ『ルーミー』が10年ぶりの刷新…次期型はハイブリッド化か?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
ランキングをもっと見る