住宅不動産取引、第1四半期は4.6%減少 前期比6.2%マイナス…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア国家不動産情報センター(NAPIC)は14日、2014年度版不動産市場報告書を発表した。

今年第1四半期の不動産取引は、前年同期比で4.6%減少したことがわかった。2014年第4四半期比でも、6.2%減少した。

昨年第1四半期の取引件数は9万2,900件で、同年第4四半期には9万4,500件に一時増加したが、今年第1四半期には8万8,600件に減少した。2014年第1四半期の取引額は400億リンギだったが、同年第4四半期は386億リンギ、今年第1四半期には385億リンギに減少した。

2014年通年の住宅取引額は1,629億7,000万リンギとなり、前年比で7%増加した。取引件数は38万4,060件で0.8%増加した。取引額では住宅不動産が50.4%、商業不動産が19.5%を占めた。一方で取引件数のシェアが多かったのは住宅不動産で64.4%となり、農業不動産が18.8%、商業不動産が9.3%を占めた。

報告書によると、2014年には100万リンギ以上の住宅不動産が多く発表される一方で、2010年から2014年までの住宅不動産の需要は、50万リンギ以下の物件の人気が高いことがわかった。20万リンギ以下の物件のシェアは43.1%、20万から50万リンギの物件が41.3%を占めほぼ同等だった。

広瀬やよい

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