日立オートモティブシステムズは、インド現地法人日立オートモーティブシステムズ(インディア)が自動車機器システムを製造する工場を新設、4月16日にチェンナイで竣工式を実施したと発表した。
工場は、統合工業団地のワンハブ・チェンナイに新設した。投資額は約50億円。今年10月からバルブタイミングコントロール(VTC)と点火コイルの生産から開始し、順次、生産品目を拡大する。
同社は、インドをグローバル事業戦略の重要拠点と位置づけており、新工場を立ち上げて事業拡大を加速させる。具体的には、新製品の投入とグループネットワークを活用して供給体制を整備、新規顧客を開拓する。グローバルエンジンプラットフォームへの供給体制も強化する。
また、製品戦略として、電子制御技術の強みを生かした低炭素技術製品の供給や、グローバルR&Dを活用した先端技術の導入を強化する。