従業員積立基金、引出年齢を55歳で維持 オンラインによる意見聴取受け=マレーシア首相

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアのナジブ・ラザク首相(参考画像)
マレーシアのナジブ・ラザク首相(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

従業員積立基金(EPF)が積立金の引き出し可能年齢を55歳から60歳に引き上げることなどを提案したが、ナジブ・ラザク首相は23日引き出し年齢を55歳で維持すると発表した。

ナジブ首相によると、オンラインで2日間意見を募ったところ、5万件の意見が寄せられた。国民の意見を考慮し、引き出し年齢を維持することを決定した。

ナジブ首相は60歳に引き上げるという重要性は理解できるが、加入者は55歳で引き出せるという権利を求めていると明らかにした。また積立金に関してなんらかの変更が行われることに、加入者が強い懸念をしめしていることが調査で明らかになったと述べた。一方で2017年から新たにシャリア(イスラム法)に則った退職金貯蓄制度を導入すると発表した。

EPFが21日に行った提案は4項目にわたり、引き出し年齢の段階的な60歳までの引き上げや配当金の支払い年齢を75歳から100歳に引き上げる内容などが盛り込まれていた。しかし、反対する意見が多く出たうえ、マレーシア労働組合会議(MTUC)と官公労連会議(Cuepacs)の二大労働組合組織も反対を表明していた。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
  4. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  5. 約67万円から買える小型トラック、印タタが「エースプロ」発表…EVも用意
  6. 日産の大型SUV『パトロール』新型に「NISMO」登場! V6ツインターボは495馬力
  7. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  8. スズキが「レトルトカレー」発売、本格インドの味が4種類
  9. フランス最後の『ジムニー』はレトロ感マシマシな限定デザインが魅力[詳細画像]
  10. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る