三菱商事、ミャンマー農村地帯で農業指導…人材充実目指す

エマージング・マーケット 東南アジア
関連画像
関連画像 全 1 枚 拡大写真

研修センターの増設・新設の覚書に調印
三菱商事は29日、国際協力NGOオイスカが取り組むマンダレー地域の農村における農業人材育成を支援するため、研修センターの増設または新設のための覚書に調印したと発表した。これにより、農業指導人材の倍増を目指す。

ミャンマーのマンダレー地域とマグウェ地域は、ミャンマー中央乾燥地帯と呼ばれており、雨が少なく、土地がやせている地域であるうえに、現在も灌漑が行き届いておらず貧困農村の多い地域である。

これまでに約330人の農業指導人材を輩出
オイスカは1961年に設立、主に、アジア太平洋地域で農村開発や環境保全活動を展開するほか、人材育成に力を入れている。

同財団法人は、1996年よりミャンマーにおいて農業技術指導を通じた人材の育成や農村開発支援に取り組んでおり、1997年には、マグウェ地域に農業研修センターを設立した。同センターでは、農業指導の人材を年に20人育成し、これまでに330人ほどの人材を輩出した。

三菱商事、民間企業初の「LIFT」参画
三菱商事は、今年3月に民間企業として初めて、国連プロジェクトサービス機関が運営する、ミャンマーの貧困農村支援ファンドであるLIFTに参画した。LIFTは、ミャンマー貧困農村の生活レベルの向上や農業発展への寄与を目的とし、4年間で総額20万米ドル(約2400万円)の支援を行う。

同社は、オイスカやLIFTのプログラムを通じて、ミャンマー中央乾燥地帯での貧困農村支援に包括的に取り組んでいく方針である。

(画像はプレスリリースより)

三菱商事 ミャンマー中央乾燥地帯で農業指導人材の倍増目指す

《ミャンマーニュース》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
  6. 日産が業績見通し修正、上期営業損失300億円…下期はサプライチェーンリスク想定
  7. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  8. 【クルマら部】クルマ愛クイズ!今回は「ジャパンモビリティショー2025」に関する全4問!
  9. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  10. スズキが新型クロスオーバー『SV-7GX』を世界初公開! 初心者にも優しいV2アドベンチャー、2026年後半に欧州発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る