ヤンゴンのメーデーでデモ…最低賃金を1日620円とする要求

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1日の最低賃金を5600チャット(約620円)とする要求
5月1日のメーデーにおいて、ヤンゴンでは各所で労働者らが賃上げを要求するデモを行った。

約500人の労働者らが、Bo Sein Hman公園からkyaikkasan運動場までデモ行進を行った。労働者らは、1日の最低賃金を5600チャット(約620円)とすること、刑務所で服役している労働者と学生活動家を釈放することなどを要求した。

また、縫製工場の女性労働者らは、現在、1日1500チャット(約165円)の賃金を5000チャット(約550円)へと引き上げ、ミャンマーと比較して高い賃金を得ている他の東南アジアの国々とほぼ同じ水準となるよう要求した。

政府は、賃金上昇後のデメリットを懸念
ミャンマーは、諸外国から見れば労働コストが安いため、多くの企業が同国へと進出している一方、賃金が低いために労働者らの生活が困難となっている現状がある。

しかし、政府は、最低賃金の引き上げが物価の上昇を誘発しかねないことや、国外から進出してきた企業が、賃金の上昇により国外へと移転してしまうことに関して懸念している。

マウン・ミン労働大臣は、労働者と雇用者が「Win-Win」の関係となることが重要であるとの認識を示し、
政府としては、労働者と雇用者がともに納得できる最低賃金を設定しなければならない(Radio Free Asiaより)
と述べた。

メーデー ヤンゴン各所で労働者らが賃上げ要求

《ミャンマーニュース》

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