【新聞ウォッチ】ソフトバンク、4期連続減益のヤマダ電機に5%出資

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年5月8日付

●箱根火山性地震続く、気象庁「温泉街に影響ない」(読売・1面)

●ヤマダにソフトバンク出資、5%277億円、家電量販店厳しく(読売・9面)

●輸入車初心者に「ゴキゲン」語呂合わせ広告、ワーゲンがPRベンツの追い上げに危機感(朝日・9面)

●北陸新幹線延伸連休中に39万人、昨年の特急に比べ3倍(朝日・34面)

●中国4行上位独占,米誌企業番付トヨタは11位(毎日・6面)

●NY原油60ドル上回る、5か月ぶり下げ止まり鮮明(産経・11面)

●観光競争力日本9位、15年世界ランク、接客・鉄道の質トップ(東京・3面)

●ドル高、米大手に打撃、GM当面は値上げ対応、IBM為替分17億ドル減収(日経・7面)

●いすゞ営業益2%減、前期国内堅調も東南アジア苦戦(日経・13面)

●日産、中国販売19%減、4月、トヨタ・ホンダは増加(日経・13面)

●戦略を聞く、マツダ社長・小飼雅道氏、利益成長、止まっていない(日経・17面)

ひとくちコメント

水蒸気爆発の恐れのある箱根山と静岡県伊豆の韮山反射炉など世界遺産登録勧告の話題で持ちきりだった今年の大型連休。それでも日並びの良さと好天に恵まれたこともあり、北陸新幹線の延伸効果から金沢市などの多くの観光地やレジャー施設はにぎわったようだ。

大型連休明けの企業の動向に目を向けると、各紙とも大きく取り上げているのがソフトバンクとヤマダ電機の資本・業務提携だ。ソフトバンクが総額約227億円でヤマダ電機の株式5%を取得、第4位の株主に名乗りを上げた。

提携の背景には、家電量販店を取り巻く厳しい競争環境にあるとみられている。ヤマダ電機が発表した2015年3月期の連結決算は、最終利益が93億円と前期に比べると半減。消費税増税前の駆け込み需要の反動が大きく、減益決算は4期連続だったという。

ソフトバンクとヤマダ電機の提携は「両社とも少子高齢化による国内需要の伸び悩みなどが課題となっており、新規事業の開拓を急ぐ」(読売)としている。情報通信技術を活用してスマートハウス事業などを強化するという狙いもある。

一方で,「市場には、ヤマダ株を買い増す投資ファンドの動きをにらんだ安定株主確保策との見方が出ている」(日経)とも伝えられている。旧「村上ファンド」のメンバーがヤマダ株を1月時点で13%以上を保有しており、ソフトバンクとの提携で投資ファンドの出方にも注視したい。

《福田俊之》

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