【ホンダ ステップワゴン 新型発表】朝食の食卓をイメージしたカラー

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダ ステップワゴン(ミルクグラス・パール)
ホンダ ステップワゴン(ミルクグラス・パール) 全 8 枚 拡大写真

ホンダ『ステップワゴン』のカラーコンセプトは朝食の食卓をイメージしているという。

本田技術研究所四輪R&Dセンターデザイン室3スタジオの濱村奈奈絵さんは、標準のステップワゴンのボディカラーについて、「家族みんなが共有する時間をカラーで表現しようと考えたときに、1日の始まりである朝食の食卓はどうかと思った」という。

「その食卓を彩る食器も、家族はこだわって選んでいるだろう。そういった中にはミルクグラスもあるかもしれない」と濱村さん。ミルクグラスとは乳白色をしたガラスで、1900年代のビンテージ食器で有名だ。そこで、そのイメージを新色“ミルクグラス・パール”に採用。「その食器を買うくらいのこだわりを持っている家族の人に、共感してもらえないかなと思っている」と話す。

スパーダは、「一人で酔いしれたいので、こだわったクリスタルグラスの感じが表現できないかと考えた色。スパイスパープルというネーミングは、少し知的、硬派な印象に見えるパープルだと思ってもらいたい」と説明する。

インテリアカラーについて濱村さんは、「基本の内装色から見直しを図り、子供でも安心して乗り降りしてもらえるようにした」と述べる。具体的には、ドアライニングやステップガーニッシュなどに、汚れが目立ちにくい色味を選んだ。そのうえで、「基本内装色を作り直した」。その結果、ブラウンと撥水加工したアイボリーを設定。

スパーダは、「車格感を上げたいのでこのクラスでは久々に織物を使った。通常織物を使うと、かっちりとは出来るがクッション性が妨げになってしまう。そこで今回は織物の組織感を見直したほか、濃淡をつけて編み込むことで、立体的に見えるよう錯覚を利用するなど工夫をした」とし、プレミアム感を演出していると語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. リアシートのない新型『ランドクルーザー250』発売!? 英国トヨタ工場で改造される“特別仕様”とは
  4. 幻のV12スーパーカーが100周年で復活か? SNSでは「クライスラーのイメージも変わる」と期待も
  5. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る