【新聞ウォッチ】豊田社長“相思相愛”アピール「ロードスター 早く乗ってみたい」

モータースポーツ/エンタメ 出版物
トヨタ豊田章男社長とマツダ小飼雅道社長
トヨタ豊田章男社長とマツダ小飼雅道社長 全 8 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

【画像全8枚】

2015年5月14日付

● トヨタ・マツダ、環境・安全提携強化発表、燃料電池車や低燃費技術(読売・9面)

● ガソリン価格3週連続上昇(読売・9面)

●TPP早期合意に暗雲「前提条件」日米交渉厳しく(朝日・7面)

●自動車4社最高益、富士重など、生産国内回帰も(朝日・10面)

●トヨタ役員賞与前年比34%増、3月期分平均7377万円(朝日・10面)

●164万台追加リコール、タカタ・エアバッグ、トヨタと日産(朝日・39面)

●GMが52万台リコール(東京・7面)

●日産、純利益18%増、北米好調、円安も追い風、前期、配当、3円増の年33円に(日経・13面)

●ホンダ、二審も国に勝訴,移転価格税制,75億円課税取り消し(日経・38面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車とマツダが環境技術など幅広い分野で業務提携に向けて基本合意したと発表した。5月13日夜7時から東京・六本木のホテル「グランドハイアット東京」では、トヨタの豊田章男社長とマツダの小飼雅道社長が出席し、共同会見が行われた。

「結婚披露会見というよりも、婚約発表。婚約中のほうがお互いいいところだけがみられてわくわくドキドキして一番楽しい時期」と豊田社長。やや緊張気味の小飼社長とは対照的でユーモアを交えながら質問に答えていたのが印象的だった。

豊田社長は今回の提携が具体化したきっかけについても「昨年7月に広島のマツダ本社を訪問した際、社長室ではなくテストコースに連れて行ってくれて、モリゾウとして、試乗させてもらった」と打ち明けた。

また、会見後に別室でセットされた囲み取材では、「一番好きなマツダ車はロードスター。近く新型ロードスターが発表されると聞いており,早く運転するのが楽しみ」と、上機嫌で語った。ちなみに、小飼社長は「好きなトヨタ車は86」と答えていた。

きょうの各紙も「トヨタ・マツダ提携発表、環境・安全対策で先手」(日経)などのタイトルで1面や経済面で大きく取り上げていたが、気になるのは資本提携の可能性。豊田社長は「今回の提携はマツダにとっても『大きな財布』のような存在ではなく、目的はもっといいクルマを作ること」と述べ、「持参金」目当てではなく”相思相愛”の関係を強調した。

マツダはこれまで米フォードと長い間蜜月関係にあった国際結婚経験のいわゆる“バツイチ”だが、企業に魅力があれば惚れ込むパートナーも多く、“再婚”だって夢ではないようだ。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  4. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る