【レッドブル・エアレース 第2戦】決勝の意気込みを語る選手たち…来年の日本開催は?

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
予選終了後、会見に臨む選手達
予選終了後、会見に臨む選手達 全 8 枚 拡大写真

日本初開催となった「レッドブル・エアレース」。予選終了後、1位となったニコラス・イワノフ選手や室屋義秀選手らが、予選を振り返り決勝に臨む意気込みなどを語る共同記者会見を行った。

イワノフ選手は、練習時間が取れなかったにもかかわらず1位の予選通過となったことについて「自分にとって良い日になった。予選に向けた戦略を練り良い結果を残すことができた。明日の決勝ももちろん1位を狙いたいが、他の選手も調子を上げてきているし、室屋選手も新機体で臨んでいるので油断はできない」と回答。日本で初開催となった千葉を飛んだ感想を求められ、「ビーチに多くの観客がいるのを見て、日本にもエアレースのファンが数多くいることを知り、とても嬉しい」と語った。

一方、苦い会見となったのが昨年の覇者ナイジェル・ラム選手だ。ライバル選手が追い上げて今回の苦しい戦いとなったことについて「今日は今まで感じたことがないプレッシャーがあった。明日は気持ちを切り換えて頑張りたい」と決勝での巻き返しを誓った。他と違う千葉のコースについては「1ラップではあるが、組み込まれている要素は他と同じ。コースの分析は重要だが、チーム全員がベストを尽くすのみだ」とした。また、機体に装着したウイングレットが目立っていることについては「効果はあると聞いているが、特にスピードを落とさずにターンできるのがいい。(自分としては)何よりも格好がよいのが気に入っている」と回答した。

そして、室屋選手。日本でエアレースにが開催されたことについて「6年以上も前から準備してきてそれが実現したことに感慨深いものがあるが、その感慨に浸っている間もなくレース開催となった」とコメント。多くの友人や日本のファンによる期待が大きいことについては「プレッシャーはあるが、多くの皆さんに応援していただけることは励みになっているし、自分のモチベーションのキープに役立っている」と感想を述べた。新しい機体の手応えについて「1年前は導入が決まっていなかったが、日本開催が決まって多くの方の協力で何とか千葉(大会)に間に合わせることができた。非常によい仕上がりでとても満足している。福島で調整はしてきたが、このコースは2回しか飛んでおらず、コースを十分解析して臨みたい」と回答した。

また、レースディレクターであるスティーブ・ジョーンズ氏は、来年も日本で開催する予定はあるのかとの問い対し、「日本のコースは素晴らしい。来年もその先もエアレースを日本で開催できることを望んでいる」とした。

決勝レースは、本日12:00のチャレンジャーカップ からスタートする。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る