エルナー、車載レーダー向けにテフロン材採用の高周波回路基板を開発

自動車 ビジネス 企業動向
開発製品イメージ図
開発製品イメージ図 全 1 枚 拡大写真

電子部品・プリント基板メーカーのエルナーは5月28日、車載レーダーのミリ波に対応する高周波回路基板の受注を8月より開始すると発表した。

ミリ波は30~300GHzの高周波数帯の電波で、直進性が高く、送信するデータの大容量化が可能。屋内広帯域高速無線通信や走行中の車両の速度、車間距離を高精度に検知するセンサ(車載レーダ)への利用で注目を集めている。

しかし、高周波数帯の電波は伝送時の損失が大きく、ミリ波向け高周波回路基板では損失低減化が必要。そのため、低誘電率の基材(誘電体)を採用する、あるいは表皮効果に対し、基板表面の凸凹の影響を抑えるなどが要求される。

同社では、高周波特性に優れた「テフロン材料」を基材に使用した「テフロン2層基板」、さらに「テフロン複合基板」を開発。ミリ波向け高周波回路基板の低コスト化、小型化を実現する新商品として、8月より試作受注を開始する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. 「国内にもガソリンターボを!」直6ターボ×黒アクセントのマツダ『CX-90』に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る