インド・デリー、熱波による死者3名に

エマージング・マーケット インド・南アジア

しばらく続いている強烈な熱波は、この数日間で、少なくとも3名の死者を首都デリーで出したとタイムズオブインディアは伝えた。

3名ともホームレスで、デリーの中心地の別の場所からそれぞれ死体が発見された。死因はこの強烈な天候だと推測される。

2名の死体は火曜日の夜、ジャワハーラールネールスタジアムで発見された。

身元は不明だが、睡眠中に死亡したようだ。もう一人はヤシーン氏45才、ディフェンスコロニーの配水場付近で発見された。全員薬物反応や、外傷は見当たらなかった。

デリーでは、最高気温が43度を超える日が5日間続き、死亡されたと見られる月曜日と火曜日には45度もしくはそれ以上を気温計は指した。水曜日には41.8度まで緩和したものの、今だ通常を上回る気温だ。

例年、夏のピーク時にデリーではホームレスの死亡が急増する。昨年の死亡者の数は1か月平均で250人だが、今年は6月に485人、7月に364人が発見されている。2013年は6月に288人、7月に278名であった。

「ホームレスの多くは熱さで下痢と高熱に苦しみ死に至る。」とIndo-GlobalSocial Service Societyのプラカシュ氏は語る。

都市部のホームレスで昨冬ミント橋近くのシェルターに移り住んだラム氏は「夏の間、飲料水を手に入れることが難しくなっている。以前は家や寺院の外に配水場所があったが、最近はすべて使用されなくなった。飲料水を手に入れるためにベンガリマーケットまで歩かなくてはならず、病気の時は本当に困難だった」と語る。

Holistic Developmentのスニール氏は「夏の間、シェルターの夜間の状況は良くない。冬は冷房機器の必要はないが、ブリキ板で作られたシェルターでは夏は冷房機器なしでは眠ることができない。トイレの数も十分でなく衛生状態も悪い」と語る。

編集部

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
  2. これも未来だ、メルセデスベンツ『アクトロスL』受注開始[詳細画像]
  3. 【スズキ スイフト 新型試乗】スイフトは、わがままなおねえさんを満足させてくれるのか…岩貞るみこ
  4. フェラーリの新型車、間もなく発表へ…『812スーパーファスト』後継か
  5. トヨタ『S-FR』の開発が再始動か?! …令和のヨタハチに注目
  6. アウディが開発中、ハイパフォーマンスワゴン『RS5アバント』の姿とは?…4月の新型車スクープまとめ
  7. ポルシェ、全6車種中4モデルを更新へ…2024年内に
  8. スバル、国内販売が6年ぶりにプラス 2023年
  9. 季節の変わり目にエアコンが発する悪臭の正体とは? DIYで解決!~Weeklyメンテナンス~
  10. BMW 4シリーズ グランクーペ が新フェイスに、改良新型を発表…北京モーターショー2024
ランキングをもっと見る