マレーシア外国貿易開発公社(MATRADE)の発表(速報値)によると、2015年4月の輸出高は603.8億リンギで、前年同月比で8.8%、前月比で9.2%のそれぞれマイナスとなった。
輸入高は534.9億リンギで、前年同月比で7.0%、前月比で8.8%のそれぞれ減少となった。貿易高は1138.7億リンギで、前年同期比で8.0%、前月比で9.0%のそれぞれマイナスとなった。貿易収支は68.9億リンギの黒字で、210カ月連続。前年同期比で21.2%、前月比で11.9%、それぞれ減少した。
4月の輸出先を国・地域別で見ると、中国がトップとなり、2~5位はシンガポール、米国、日本、タイの順。日本への輸出額は54.2億リンギで、前年同月比24.9%の大幅マイナスとなった。1位だった中国は前年同月比で1.9%増。2位のシンガポールは同14.9%マイナス、3位の米国は同7.6%増加した。品目別では、電気・電子が210.2億リンギでトップ。これに化学製品、精油製品が続いた。
4月の輸入は、中国が98.5億リンギでトップとなった。シンガポールが61.3億リンギで2位、日本は47.3億リンギで3位となり、米国は43.3億リンギで4位となった。品目別では、電気・電子が163.0億リンギでトップ。これに化学製品、機械部品が続いた。