イスラム党、DAPとの提携解消論議を先送り…野党連合瓦解の懸念高まる マーレシア

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
マレーシア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

イスラム刑法導入を進める汎マレーシア・イスラム党(PAS)党大会は6日、刑法導入に反対する民主行動党(DAP)との提携解消の是非をめぐる議論が棚上げされたことから、急進派が激しく抗議する中で閉幕した。

DAPとの関係解消を求める急進派の圧力の下、野党連合・人民同盟(PR)空中分解の懸念がしだいに強まっている。

役員選では、実務派を抑えてイスラム長老(ウラマ)派が大幅に躍進したが、党大会におけるDAPとの関係見直しに関する討議は「敏感な問題」ということでいったん棚上げをし、長老会議で改めて議論することが発表された。

しかし、DAPとの関係解消を求める急進派からは、党大会への討議打ち切りに不満の声が飛び交った。長老会議は近く開催される見込みだが、発言力を増している急進派の意向を簡単に無視することはできず、難しい判断を求められそうだ。

DAPからはPASに対する冷ややかな声が上がっているが、一方ではPASが野党連合から離脱することが与党連合・国民戦線(BN)を利することになるとして自重を求める声も上がっている。DAPは、イスラム刑法導入が野党連合の公約に含まれていないとして強く反発しており、これにPASのハディ・アワン党首らが不満を募らせている。

野党連合でDAPとPASの両党と共闘する人民正義党(PKR)のワン・アジザ党首は、「2013年の総選挙で分かるように多くの国民が二大政党制を支持している」と述べ、3党協力の維持に向けDAP・PAS両党の間の調停役になる意向を示した。

《伊藤 祐介》

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 新型トヨタ『セリカ』、2.0ターボ+4WDで復活か…全貌に近づく
  2. マツダ『CX-60』大規模刷新へ、内外装からエンジンまで…ラージ商品群4車種をテコ入れ
  3. 国産初「1.8ツインカムターボ」搭載、7代目トヨタ『コロナ』の実力【懐かしのカーカタログ】
  4. 三菱『パジェロ』3階層のシリーズ展開へ…軽も登場、壮大なシリーズ化が始まる
  5. 【スズキ ジムニーノマド 新型試乗】ノマドに乗るならやっぱり「ATがオススメ」な理由…中村孝仁
  6. トヨタのミッドシップスポーツ『MR2』、2028年復活へ…400ps超+AWDか
  7. 【スバル レヴォーグ レイバック 新型試乗】回して楽しいハイブリッド! まさにジャンルを超えたクロスオーバー
  8. デイトナ、2026秋冬ライディングギア9製品を一挙発売
  9. 日産『セレナ』次期型は2028年登場か!? 第3世代e-POWER搭載へ
  10. 新型シボレー『コルベット Z06』発売に「欲しすぎる」「かっこいいじゃないですか」、SNSでは憧れの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  3. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る