VWジャパン庄司社長、販売状況「とても順調とはいえない」

自動車 ビジネス 企業動向
VW up! + 女性ユニフォーム 発表会
VW up! + 女性ユニフォーム 発表会 全 8 枚 拡大写真

フォルクスワーゲン(VW)グループジャパンの庄司茂社長は6月11日に都内で開いた新型車発表会後に報道陣の囲み取材に応じ、今年に入り輸入車シェアトップの座を明け渡している販売状況について「とても順調とはいえない」と苦悩をにじませた。

庄司社長は「やはり消費増税後でも新しいモデルが出ると興味を持って頂けるが、そうでないとなかなか(店舗に)来てもらえないというのが続いている。VWは本当に全く新しいモデルが少ないので、販売の盛り返しにうまくつながっていない。1月以降、他社の後塵を拝して、久しぶりに人の背中をみている感じ」と述べた。

その一方で「来月、新型『パサート』の発表を準備しているので、これを起爆剤にここから逆転スリーランで、なんとか追い付きたい」と強調した。

VWの2014年暦年の販売台数は前年比0.2%増の6万7438台で、メルセデス・ベンツに約6600台の差をつけて15年連続で輸入車シェアトップを維持した。しかし、今年に入り5月までの累計販売台数では逆に約2100台もメルセデス・ベンツに引き離される状況となっている。

VWジャパンでは年販10万台の早期達成を目標として掲げているが、庄司社長は「変わっていない」とした上で、「JAIA(日本自動車輸入組合)の理事長としても輸入車シェア10%と言い切っているので、そのためにもVWがそれくらいの台数をやらないといけない」と、改めて目標達成に意欲を示した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
  3. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  5. コルベット史上最強の「ZR1X」、60年ぶりマット塗装の限定車は約3575万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る