米国の自動車最大手、GMは6月16日、シボレーのプラグインハイブリッド車(PHV)、初代『ボルト』のリチウムイオンバッテリーの再利用を開始した、と発表した。
GMは2015年1月、デトロイトモーターショー15において、2世代目となる新型ボルトを初公開。今後、新型の販売が開始されれば、初代の下取り車が増えると予想され、交換などで車両からリチウムイオンバッテリーが取り外されるケースが増えると見込む。
今回、GMは、初代ボルトのリチウムイオンバッテリーの再利用を開始。米国ミシガン州のGMミルフォード・プルービング・グラウンドにおいて、データセンターの蓄電施設に活用した。
その手法は、ソーラーパネルと風力発電から得られた電力を、初代ボルトのリチウムイオンバッテリーに蓄電するというもの。GMはこの電力を、データセンターの照明などに利用する。
GMは、「データセンターのオフィスは、エネルギーゼロを実現した」とコメントしている。