【三菱 アウトランダーPHEV 改良新型】三菱ラリー復帰、ポルトガル「バハ・ポルタレグレ500」に参戦

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三菱 アウトランダーPHEV バハ・ポルタレグレ500参戦車両。ドライバー兼監督は増岡浩氏(写真右)
三菱 アウトランダーPHEV バハ・ポルタレグレ500参戦車両。ドライバー兼監督は増岡浩氏(写真右) 全 13 枚 拡大写真

三菱自動車は、10月22日から24日にポルトガル東部で開催されるクロスカントリーラリー「バハ・ポルタレグレ500」にワークスとして『アウトランダーPHEV』で参戦すると発表した。

ドライバーには、2002年・2003年のダカールラリーで2連覇を飾った三菱自動車の増岡浩氏を監督兼務で起用。チームマネージャー兼テクニカルディレクターは、開発本部 EV要素研究部エキスパートの田中泰男氏、エンジニアは同部の4名が担当するなど、三菱自動車が主体の体制で「バハ・ポルタレグレ500」に臨む。

今年で29回目を迎える「バハ・ポルタレグレ500」は、ポルトガル自動車連盟が主催するクロスカントリーラリー。スペイン国境に近いアレンテージョ地方の古都ポルタレグレを基点に、田園・丘陵地帯の比較的フラットなダートを中心とした約500kmのハイスピードコースを走行。四輪、二輪、バギーあわせて合計300台以上の参戦が見込まれている。

参戦車両は、アウトランダーPHEV量産車をベースにラリーカーとして改造。駆動用バッテリーは量産セルを流用し、構成を変更することで大容量化と高出力化を実施。また、モーターは制御を変更することで、高出力化を実施した。さらに発電系については、量産品をベースに、ジェネレーターやエンジンの制御を変更することで高出力化し、システム全体での高性能化を図った。

車体はロールケージ等の安全装備に加えて、高性能化されたPHEVシステムを有効に活用するため、地上高およびサスペンションストロークの増大、ラリー専用大径タイヤの装着など、悪路走破性向上を目指して改良。過酷なラリーにおける限界性能を引き上げており、ここで得られた走行データは、将来の量産車開発にフィードバックされる。

《纐纈敏也@DAYS》

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