JXエネルギー、室蘭製造所の油漏洩事故の原因と再発防止策を公表

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JX日鉱日石エネルギーは、室蘭製造所所内タンクエリアで発生した廃油漏洩事故についての原因調査結果と再発防止策を発表した。

室蘭製造所で5月26日18時30分頃、同社所員が油漏洩を確認し対策を実施してきた。漏洩量は推定で39キロリットル。

事故は、流動接触分解装置(FCC装置)の停止作業で廃油(製品規格不適合油)をタンクに移送した際、配管に大きな脈動が生じ、隣接する溝型鋼(配管サポート)に衝突。この衝撃によって配管に亀裂が生じ、廃油が漏洩した。

配管に脈動が生じた原因は、石化工場化によるFCC装置の運転条件変更に伴って廃油中のLPG留分が増加し、さらに配管の加温によりLPG留分が気化し、配管内部の圧力が変化したと見られる。

再発防止対策として、損傷した配管の取替を実施するとともに、廃油中のLPG留分を低減させるため、FCC装置停止時の運転条件を見直し、加えて、加温されていない配管に廃油の移送ルートを変更した。

また、同様の条件下で運転停止を行う設備についても類似の災害を防止するため、作業手順書の見直すとともに、同社所員、協力会社に対して、周知・教育を徹底する。

《レスポンス編集部》

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