【アウディ Q3 改良新型】国産ミニバンからの乗り換えも…決め手は「ちょっと違う」こと

自動車 ニューモデル 新型車
アウディ Q3
アウディ Q3 全 16 枚 拡大写真

アウディ『Q3』がマイナーチェンジした。そのユーザーは、国産ミニバンからの代替えが多いという。

Q3のユーザー層について、アウディジャパンプレセールス部商品企画マネージャーの田代友康さんは、「平均年齢45歳前後と比較的若い方が多い」という。その下取り車は「『A1』よりも多岐にわたり、傾向としては国産ミニバンからの乗り換えが多い」と話す。

「SUVでありながら、クーペルックで、(ミニバンのように)ボクシーなスタイルではないこと。そして、見栄を張った、高級車というほどの格まではいかない、エントリーのSUVに乗りたい方がQ3を購入している」と説明。

ミニバンからの代替えユーザーは、「(ミニバンは)同じような形でたくさん走っており、そろそろ子供も大きくなったことから、ちょっと違うクルマに乗りたい」という理由でQ3を選ぶという。

また、「Q3ユーザーの中で実際に岩場を走る方は多分5%もいないだろう。ほとんどが街乗りだ。実はQ3デビュー当初の全世界のカタログで渋谷の街を使っているくらいで、街乗り、都会的なSUVとして訴求している」と述べる。因みにQ3のグレードのうち最も売れているのはベースの、1.4リットル・2WDモデルである。

Q3の競合車はBMW『X1』やメルセデスベンツ『GLA』だ。田代さんは、「この2台は少し背の低い乗用車ベースのSUVであるのに対し、Q3は車高が高く、SUVとクーペを合体させたようなデザイン。つまり、Q3の方がクワトロの走行性能やアイポイントの高さなども含めて本格的なSUVと言えるモデル」とし、「ミニバンからの乗り換えを含めて、SUVとしての視点の高さは重要で、視界の良さも好評だ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  3. 月額500円、新型ドライブレコーダー付き自動車保険 東京海上日動が2026年1月に発売
  4. 新型ハイパーカー『オーロラ』、外観デザイン確定…1850馬力ハイブリッド搭載
  5. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る