【キャデラック Vシリーズ 日本発表】打倒ドイツブランド、ライバルはBMW MとAMG

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キャデラック ATS-V
キャデラック ATS-V 全 8 枚 拡大写真

キャデラック『ATS-V』と『CTS-V』の2種類のVシリーズが日本にも投入される。このシリーズは、キャデラックブランドの最高峰に位置付けられるという。

ゼネラルモーターズ・ジャパンマーケティング&カスタマーエクスペリエンスプロダクトマネージャーの中野哲氏は、「これまでVシリーズは商品モデル構成の拡大、ブランドイメージの向上、キャデラックの成長を加速させ、また、より若く、より裕福で、より熱狂的な顧客誘致の面で成功している」と評価。そして、「キャデラックブランドの核心部に存在する情熱の具現化で、GMデザインと技術力の最高峰、キャデラックブランドの最高を意味している」とコメントする。

そして今回発表する新型Vリーズは、「BMW M、メルセデス AMGといった世界トップクラスのラグジュアリーパフォーマンスブランドに挑戦し、打ち破ることで、(そのセグメントでも)キャデラックブランドを確立すること。そして、キャデラック商品ポートフォリオを強化、サポートし、これまで同様より若く、より裕福な顧客を獲得することいった目標を掲げている」と話す。

Vシリーズは、「ラグジュアリーパフォーマンスマーケットの約7割以上を占めるコンパクトとミッドサイズラグジュアリーのパフォーマンスセグメントをターゲットにしている」と中野氏。そして、ターゲットカスタマーは、「現行ATS、CTSのオーナーよりも、5歳程度若く、購買意欲のある洗練された新世代のエンスージアストだ」と述べる。

また、ATS、CTSとも他車よりもデザインを重視して選ばれており、更にVシリーズは、「他にはないパワフルな走りが可能なスーパーパフォーマンスエンジンを搭載し、それに劣らないシャシー、ブレーキを備えることで、これまで同様今回のクルマも徹底的に鍛え上げられ、競合には負けないクルマに仕上がっている」と中野氏は自信を見せる。

CTS-VとATS-Vとでは、大きくボディサイズの違いがあることから、「より軽快に小気味よく走りたい方はATS-Vを。CTS-Vは649馬力もあることから、果てしないパワーを求める方々にうってつけだ」とコメントした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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