ローヤット暴動、政府が早期収束に躍起…ブロガーや煽動者など20人を逮捕 マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

クアラルンプールの家電ショッピングモールの「ローヤット・プラザ」で起きた暴動を受け、民族対立に発展することを恐れる政府は騒ぎの早期収束に向けて躍起となっている。

政府系の各メディアでは、暴行被害を受けた華人ジャーナリストらが「マレー人に助けられた」とマレー人を弁護している記事、民族融和を強調する記事、早々に民族問題が原因でないことを宣言した警察を称賛する記事、「ローヤット・プラザ」が平常業務に戻ったとの記事などで多くの紙面が割かれた。

一方、事件の早期収束を図る政府は、民族間対立を煽るデマを飛ばす者を厳重に処罰すると警告。警察は異例のスピードで、暴力行為を行なった者、煽動した者、噂を流したブロガー、事件のきっかけになった窃盗犯の男の仲間などを逮捕した。一連の騒動で逮捕者は20人に上っている。なお窃盗容疑のシャルル・アヌアル・アブドル・アジズ(22)は、犯行を否認しているという。

同窃盗事件がきっかけとなり、暴動に発展した。窃盗の疑いで捕まった男の仲間が、店舗の商品や設備を破壊し、店員を殴るなどした光景を撮影した動画が、民族問題に起因するものと曲解され広まった。こうしたことが引き鉄となり、マレー系の非政府組織(NGO)の代表者を含む100人以上が12日「ローヤット・プラザ」に集結。抗議者が暴徒化し、車を破壊するなど取材をしていたジャーナリストを殴るなどした。破壊された車のオーナーは「差別的なことを言った覚えはない」とした上で、たまたま現場に居合わせたところ華人だというだけでターゲットになったと主張している。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. これが日産『スカイライン』次期型だ! V6ツインターボをハイブリッド化で、最大420馬力
  2. ダイハツ『タフト』のボディ変形抑制と乗り心地を向上、ブリッツ「B-MCB」フロント用を発売
  3. アーシングは本当に効くのか?旧車と新しい車で差が出る理由~カスタムHOW TO~
  4. レクサス『NX』新型、ニュルブルクリンク出現! 車内に垂直ディスプレイか?
  5. 「この形で出るなら欲しい」スバル『WRX STI』新型は6気筒ボクサーのハッチバックに!? スクープ情報にSNSでは期待の声
  6. 【BYD シーライオン6】600km走ってわかった長距離クルーザーとしての素性と、浮かび上がった改善の余地
  7. スバル『WRX STI』新型は6気筒ボクサーのハッチバックに!?「タイプR」とガチンコ対決へ
  8. 「バカ売れしそう」新型『CX-5』発売にSNS興奮!「マツダの本気を感じる」「価格頑張ってる」の声も
  9. レクサス『ES』新型、高精細ADBヘッドランプ国内初採用…小糸製作所が開発
  10. エンジンは『GRヤリス』の1.6リットル3気筒ターボベース、FRJが第2世代マシン導入へ…2027年から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る