KLIA2の地盤沈下、エアアジアが旧ターミナル移転検討

エマージング・マーケット 東南アジア
エアアジア(参考画像)
エアアジア(参考画像) 全 2 枚 拡大写真

クアラルンプール新国際空港(KLIA)新格安航空ターミナル(LCCT)、「KLIA2」の地盤沈下問題で、エアアジアのアイリーン・オマル最高経営責任者(CEO)は27日、問題が解決されないようなら、旧LCCTターミナルに移転する可能性があると明らかにした。

滑走路の地盤沈下が原因で水たまりができていることから、滑走路をこのまま使用することでさらに悪化し、フライトの遅延や事故につながる可能性があるとしてエアアジアは、運輸省と空港運営のマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)に対して永久的な解決方法を求めている。

オマルCEOは、問題が解決するまで旧LCCTターミナルに戻ることは、理想的な解決法であり、ベストな方法でもあると述べた。地盤沈下を解決するには数年はかかり、作業が運行に影響を及ぼすとの見解を示した。空港では常にトラクターが作業を行っており、そこから運行するのは難しいと指摘。LCCTターミナルに戻るのは簡単なことではないが、何もしないよりは良いとした上で、問題が解決に向かっているということを感じたいと述べた。

またエアアジア・グループのトニー・フェルナンデスCEOも、MAHBに対して早急な対応を求めると表明。フライトが8時間遅延することもあると明らかにした上で、MAHBに対してこれ以上の言い訳は止めて、責任ある対応を求めると述べた。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  4. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
  5. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  6. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  7. 「プリウス純正じゃ満足できない」オーナー必見のプロショップ活用術[car audio newcomer]by M.E.I. 前編
  8. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  9. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  10. フィアットが水着ブランド「ヴィルブルカン」とコラボ! 開放感あふれる『トポリーノ』発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る