アウディ、米ソノマ・レースウェイで自動運転を公開…次世代 A8 で実用化
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アウディは2014年10月、「ボビィ」というニックネームで呼ばれたRS7ベースの実験車で独ホッケンハイム・サーキットを自動運転。最高速度240km/hを記録した。それに対し、「ロビィ」と名付けられた今回のテスト車は、560hpのパワーを発生し、重量は前のモデルより約400kg軽量化。ブレーキングやステアリング操作、加速において、すべての運転操作を完全に自律的かつ最高の精度でコントロールした。
またアウディは、自動運転の実験をサーキット以外の過酷な実際の道路交通環境でも行っている。2015年の初めに、「ジャック」と命名された、生産モデルに近いA7の自動運転コンセプトカーが、シリコンバレーからコンシューマーエレクトリックショー(CES)が開催されるラスベガスまで、一般のハイウェイなどを通って自動運転で移動してみせた。
アウディの自動運転は、『A8』の次世代モデルで実用化が図られる予定で、駐車時の操作や、フリーウェイなどにおける60km/h以下での加減速、停止、再発進などの自動操作が盛り込まれる見込みだ。
《纐纈敏也@DAYS》