富士通、商用車プローブデータ分析と道路補修支援の新会社設立

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商用車データ 分析サービスの概要
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富士通は、商用車プローブデータの分析と道路補修支援のサービスを提供する「富士通交通・道路データサービス」を設立。安全で快適な交通・道路環境の実現に向けたサービス事業を拡大すると発表した。

富士通では、2012年より、トランストロンが提供するネットワーク型運行管理サービスを利用している輸送事業者のプローブデータを分析し、安全運行に役立つ情報にして提供。さらに、道路利用実態を分析するサービスも、2014年に商用車プローブデータ・サービスとして提供開始している。

一方、道路の老朽化への対策については、効率的に対応できるソリューションとして2013年に、スマートフォンのモーションセンシング機能を利用した「道路パトロール支援サービス」の提供を開始している。

新会社 富士通交通・道路データサービスでは、社会インフラ整備の専門家の先進的な知見を取り入れ、道路整備・管理事業者、輸送事業者と迅速かつ密接に連携することで、より効果的なサービスを提供する。

「商用車データ分析サービス」では、商用車約5万3千台のプローブデータを分析。エコで安全な運転をしていると考えられるドライバーの判定や事故多発地点での車両の詳細な動きの分析など、安全運行の推進に役立つサービスと、経路・OD分析、SA/PA利用分析などの効果的、かつ効率的な道路計画に役立つサービスを提供する。

道路データ分析サービス「道路パトロール支援サービス」では、乗用車のダッシュボードに設置したスマートフォンのモーションセンシング機能により、車を走らせた時の振動から道路の劣化状態を診断し、そのデータを蓄積。クラウドサービスで、舗装状況の簡易診断結果や道路点検の実績などを道路地図上にマッピングして提供する。

《纐纈敏也@DAYS》

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