ユナイテッド航空が発表した2015年4-6月期(第2四半期)の連結決算は、特別費用を含めた純利益が前年同期比51.2%増の11億9300万ドルとなり、四半期利益としては過去最高となった。
営業収入は、同4%減の99億1400万ドルとなった。このうち、連結旅客収入は同3.4%減の86億7600万ドルだった。旅客当たり付帯収入は前年同期から6.7%増加した。貨物収入が同1.3%減の2億2900万ドルだった。その他の収入は、主に外部へのジェット燃料販売の減少で、同9.6%減少し、これに伴って外部業務委託費用が減少した。
第2四半期には、連結有償旅客マイルが同0.7%増加し、連結座席供給量(有効座席マイル)が同2.3%増加した結果、連結搭乗率が83.9%となった。連結有効座席マイル当たりの旅客収入は、同5.6%減少した。連結イールド(収益率)は同4.1ポイント低下した。
特別項目を除いた営業費用は、燃料費減少や航空機レンタル料の減少で、同9.1%減少、特別項目を含めると同10.1%減となった。
この結果、営業利益は同59.5%増の14億4500万ドルと大幅増益となった。
ユナイテッド航空のジェフ・スマイゼック会長・社長兼最高経営責任者は「2015年第2四半期の記録的な業績は、ユナイテッド航空の長期計画における進展を反映したもので、引き続き顧客サービス、資産、人材に投資し、今後もバランスシートの強化、利益率の向上、投下資本利益率の改善に注力する方針。また、2015年第3四半期の特別費用を除く税引き前の利益率は13.5~15.5%になる見通し」と述べている。