27日午後6時55分ごろ、栃木県那須塩原市内の県道で、徒歩で道路を横断していた78歳の女性に対し、交差進行してきたバイクが衝突。転倒して路上に投げ出されたバイク運転者が後続車にはねられる事故が起きた。この事故で歩行者とバイク運転者が死亡している。
栃木県警・那須塩原署によると、現場は那須塩原市上厚崎付近で片側2車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。78歳の女性は徒歩で道路を横断していたところ、右方向から交差進行してきたバイクと衝突。バイクも転倒し、第2車線側の路上に投げ出された運転者も後ろから進行してきた乗用車にはねられた。
この事故で最初にはねられた女性と、バイクを運転していた同市内に在住する26歳の男性が全身強打でまもなく死亡。乗用車を運転していた同市内に在住する46歳の女性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。
警察では歩行者の安全確認に怠りがあり、一連の事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。