米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は8月31日、二輪メーカーの「トライアンフ」の米国法人に対して、290万ドル(約3億5000万円)の罰金を科すと発表した。
トライアンフは、英国の二輪メーカー。正式な社名は、トライアンフ・モーターサイクル。そのルーツは1880年代という老舗二輪ブランドが、トライアンフ。
NHTSAによると、トライアンフの米国法人は2014年9月、米国で販売した二輪車1300台以上について、ステアリング系統の不具合によるリコール(回収・無償修理)を発表。このリコールのNHTSAへの届け出が、遅れたという。
またトライアンフは、NHTSAから求められていた四半期ごとのリコール完了率の報告をはじめ、死傷事故に関する報告などを適切に行っていなかった。
NHTSAのアンソニー・フォックス長官は、「メーカーには、報告義務を順守する必要がある」とコメントしている。