【ルノー ルーテシアRS トロフィー 発表】新たなシャシーとステアリングラックを採用

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フェルスタッペン選手がドライブするルノー ルーテシアルノースポール トロフィー
フェルスタッペン選手がドライブするルノー ルーテシアルノースポール トロフィー 全 16 枚 拡大写真

ルノー・ジャポンが11月12日より発売する『ルーテシアルノー・スポール(以下ルーテシアRS)』のトップグレード『ルーテシアRSトロフィー』のコンセプトは、“CAUSING SENSASIONS”だという。

これは、「情熱的なエンスージアストに応える本物のスポーツカーというコンセプトだ」と説明するのは、同社マーケティング部の近棟伸邦さんだ。

このトロフィーの特長は4つある。「まず息をのむ加速。そして、ダイレクトなステアリング。正確なハンドリング。走りの情熱を表すデザインだ」という。

息をのむ加速については、ターボを大型化し、新開発のエキゾーストエンドなどにより、最高出力は20馬力アップの220馬力。トルクは20Nmアップの260Nm。許容回転も300回転上がって6800回転までになった。

そして、このパワーを受け止めるシャシーは専用の“ロー・トロフィー・シャシー”を採用。従来の硬めの足周りとして導入していたシャシーカップと比較し、フロントが20mm、リアは、10mmダウン。硬さは40%アップしており、「路面からより多くの情報が得られ、クルマの動きがよりドライバーに伝わるので、正確なハンドリングが実現出来ている」と話す。

また、ホイールとタイヤも専用だ。ホイールサイズはシャシーカップと共通の18インチだが、「新たにダイヤモンドカットデザインのRADICALというスポーティなデザインのホイールを用意した」。タイヤはミシュランパイロットスーパースポーツで、「アウトサイドとインサイドでラバーを変更したデュアルラバーベーステクノロジーが特徴だ」という。

ステアリングに関しては、新採用のステアリングラックとともに、ステアリングギア比を14.5:1から、13.2:1へと低められた結果、「よりダイレクトでクイックなステアリング感覚を楽しんでもらえるだろう」とコメントした。

今回トロフィーを導入するにあたり、ラインナップが変更された。これまでの、シャシーカップとシャシースポールの2グレードだったものから、シャシーカップを廃止し、より高性能なトロフィーとシャシースポールの2本立てとなり、価格は、トロフィーが329万5000円。シャシースポールは307万5000円(据え置き)となった。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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