ダイハツディーゼル、排ガスのNOxを分解する尿素水の生成装置を開発

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ダイハツディーゼルは、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を分解するために使用する尿素水を船内で生成する装置を開発したと発表した。

同社は、2016年以降の建造船に適用されるIMO(国際海事機関)のNOx第3次規制に対して排気ガス後処理装置(SCR装置)を製造、販売しており、SCR装置とエンジンとのセットでIMOのNOx第3次規制に適合していることの鑑定書SOCを世界に先駆けて取得した。今回、新開発SCR装置と尿素水生成装置を組み合わせて販売する。

SCR装置は、触媒と尿素水を使用して排気ガス中のNOxを分解する。開発した装置では尿素粉末と水を混ぜ合わせ、同社のSCR装置に適した濃度で品質の高い尿素水を生成する。その場で必要な量を生成できるため、尿素水保管用の大型タンクが不要で、限られたスペースで設置できるのが特徴。

尿素水の生成には、温度管理や濃度調整、混ぜ方など高いノウハウが必要。尿素粉末は加工された尿素水よりも価格が半額程度と安価で、粉末は入手の手軽さや小スペースでの保管など取り扱いが容易。現状では、尿素水の供給インフラが整っておらず、価格も高価なため、尿素水を船内で生成することで、運用の効率化、コスト低減に役立つとしている。

《レスポンス編集部》

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