メルセデス・ベンツ日本 上野社長「積極的にディーゼルの良さ訴求し続ける」

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メルセデス・ベンツ日本 上野金太郎 社長
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メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は9月28日に都内で開いた新型車発表会で、フォルクスワーゲンによるディーゼルエンジン不正操作疑惑について、「決してプラスになる要因ではないが、積極的にディーゼルの良さを訴求し続けていきたい」との考えを示した。

上野社長は「今回の(VW不正疑惑)報道は個人的に大変びっくりしている。ルールの下できちんとなされていないのであれば大変残念なことと思っているが、ダイムラーとしてはこの点をきっちりと各国の排ガス基準に準じて対応しているのが実情」とダイムラーに対する疑惑を否定した上で、「私どもとしては従来通りの対応をしていきたいと考えている」と述べた。

さらに「今回の報道は決して(ディーゼル車販売に)プラスになる要因ではないと思うが、私ども今年は『エンジン革命』のスローガンのもとに、ディーゼルやハイブリッドなど多様なパワートレインを積極的に投入することによってよりカーライフの向上を目指してやっている。その中で私どもが自信を持って出しているディーゼルが逆の注目を浴びるのは好ましくないが、これからもしっかりと私どもができるディーゼルのマーケティングの展開を継続していきたい」と強調した。

また日本でのディーゼルエンジン車の市場性に関しては「実際に他社の台数をみてもわかるように、ディーゼルを好まれて買われている方やとても心待ちにされているお客様もいらっしゃる。長距離ドライブを楽しまれる方はディーゼルが選択肢に入ってくると思うし、SUVではとくにディーゼルの特性が最大限にいかされるので、全体的なディーゼルの数は増えるという理解で我々は商売を進めている」と述べた。

《小松哲也》

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