欧州委、排ガス試験を見直しへ…VW問題への対応

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VW問題を受けて、欧州で現在の排出ガス試験を見直す動きが出てきた。
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ディーゼル車の排出ガス試験において、大規模な不正が発覚したフォルクスワーゲングループ。この問題を受けて、欧州で現在の排出ガス試験を見直す動きが出てきた。

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これは9月24日、EU(欧州連合)の執行機関、欧州委員会が明らかにしたもの。「EU加盟国に対して、排出ガスを正しく測定するための最終的な方法について、早期に合意するよう求める」と発表している。

今回の動きは、ディーゼル車に関して、排出ガス中の有害物質の量が、テスト時と実走行時で大きく異なることを受けたもの。

BMWやダイムラーが、メディアやロビー団体の排出ガステスト結果に反論しているのも、テスト時と実走行時の排出ガスのデータが、乖離していることが要因。

欧州委員会は、「現行のダイナモ上でのテストだけでなく、実走行時の排出ガス量も測定する新たなテストを、2016年初頭から開始する予定」とコメントしている。

《森脇稔》

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