欧州委、排ガス試験を見直しへ…VW問題への対応

自動車 ビジネス 企業動向
VW問題を受けて、欧州で現在の排出ガス試験を見直す動きが出てきた。
VW問題を受けて、欧州で現在の排出ガス試験を見直す動きが出てきた。 全 2 枚 拡大写真

ディーゼル車の排出ガス試験において、大規模な不正が発覚したフォルクスワーゲングループ。この問題を受けて、欧州で現在の排出ガス試験を見直す動きが出てきた。

これは9月24日、EU(欧州連合)の執行機関、欧州委員会が明らかにしたもの。「EU加盟国に対して、排出ガスを正しく測定するための最終的な方法について、早期に合意するよう求める」と発表している。

今回の動きは、ディーゼル車に関して、排出ガス中の有害物質の量が、テスト時と実走行時で大きく異なることを受けたもの。

BMWやダイムラーが、メディアやロビー団体の排出ガステスト結果に反論しているのも、テスト時と実走行時の排出ガスのデータが、乖離していることが要因。

欧州委員会は、「現行のダイナモ上でのテストだけでなく、実走行時の排出ガス量も測定する新たなテストを、2016年初頭から開始する予定」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  2. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  3. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  4. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
  5. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る